USCMA試験 合格体験記|的場 達也 さん

管理会計と英語のスキルを証明する国際資格

的場 達也 さん

的場 達也 さん
慶應義塾大学 卒業
勤務先 : 外資系IT企業

DATA BANK

Part1 400点(2021年2月/ 1回目)
Part2 420点(2021年9月/ 1回目)
Q1 USCMA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

管理会計の基礎知識を習得し、そのスキルを証明するためです。
FP&Aとしての知識と英語力を企業に証明できる資格を調べていたところ、USCMAのことを知りました。
学習内容としても、財務諸表分析や投資意思決定など自分が興味ある分野を学べ、また学習を通じて知識の習得も可能と考えて、チャレンジしようと思いました。

Q2 学習開始時の英語力・会計知識は?

会計知識:日商簿記2級、BATIC(Accounting Managerレベル)
英語知識:TOEIC®L&R TEST:910点

Q3 TACをお選びいただいた理由は?

事前にネットで調べた情報から独学での合格は難しそうと判断して、予備校での学習を決めました。
試験は英語ですが、学習内容をきちんと理解するためにインプットは日本語で行いたかったので、日本の予備校でUSCMAが学べるところを調べていたところ、TACに講座があるということで申し込みました。

Q4 TACの講座でよかったところ

講義動画で重要な論点はどこなのかを明確に示していただけたので、重点的に学ぶべき範囲を把握することができました。USCMA試験は学習範囲が広いので、全てを完璧に理解しようとすると学習期間が長引く可能性があります。動画を通じて、きちんと理解すべき論点と、そこまで深く理解する必要がない論点を見極められたことで、効率的に学習を進めることが出来ました。

Q5 合格までの学習期間は?

13ヶ月(2020年8月~2021年9月)。Part1合格後に1ヶ月休んだので、実質学習期間は12ヶ月です。
私の場合は子供の世話があるので休日にまとまった学習時間がとれず、平日も休日も、朝と夜に合わせて3時間ほど学習しました。

Q6 合格までの学習法

<全体的な学習方法>
講義視聴やテキストの読み込みなどのインプット3割、問題演習などのアウトプット7割くらいの比重で学習することを心がけました。いくらインプットしてもアウトプットしないと実際に身についているのか分からないので、テキストやBeckerの問題演習を何度も繰り返し解きました。問題演習の際に意識したことは、問題文をひと目見て、分からない、やり方を忘れたと思ったらすぐに解答を見るようにしました。何度やっても忘れることはあるので、忘れたと思ったらさっさと諦めて次にできるようになることを意識しました。

<学習の流れ>
1. Mock Exam(模擬試験)の問題と解答に目を通して、試験問題のレベルを把握しました。当然ほとんどの問題は分からないのですが、初めに到達すべきレベルを把握しておくことで、この後どこまで理解を深めるべきか分かったうえで学習を進めることが出来ました。
2. 講義を1.5倍速で視聴して、重要論点を把握するようにしました。先生の説明は分かりやすいので、多くても2回視聴すれば大体の論点は理解できると思います。
3. Beckerテキストの問題演習を4回転。理解したと判断した問題は次回以降スキップして、出来ない問題だけを何度も解くようにしました。テキストだけを読むことはせず、問題演習で分からない点があったら該当箇所のテキストを読むようにしました。
4. テキストの問題が9割くらい出来るようになったら、Beckerの問題演習を始めました。問題数が膨大なので全問題を完璧に理解しようとすると勉強時間が長くなってしまいそうだったので、それぞれの論点が8割くらい出来るようになればOKということにして取り組みました。
5. MC(四択問題)が大体できるようになったらEssay(記述問題)に取り組みました。TACの厳選問題集と解答を読んだ後、自分なりの解答を3回くらい書きました。Essay(記述問題)は出題される問題も絞られているので、重要論点に絞って学習すれば良いと思います。実際の試験でも高度な英語文は不要なので、MCの学習を通じて得た知識を繋いで何とか一つの文章に纏めれば良いぐらいの意識で取り組みました。

Part1もPart2も基本的には同じ流れで学習しました。
今思えば勉強しすぎたなという気がしていますので、全体の8割くらい理解したらもう試験を予約してしまって、落ちても何度かチャレンジするぐらいの気持ちで進めたほうが、結果的に学習期間は短くなると思います。

Q7 受験手続・受験時のエピソードなど

受験の申込み手続きがやや複雑ですが、申し込み手順もTACのサイトにマニュアルがあるので、その案内の通りにやれば受験までは問題なく進めると思います。また、手続きで不明点があればTACへ質問もできます。
試験時間は4時間と長く感じますが、問題が多いのであっという間に終わります。事前に戦略を立てておかないと本来の力を発揮できない可能性がありますので、TACの講義動画で受験時のテクニックを把握しておくことをオススメします。

Q8 学習したことが業務において役立っていることはありますか

まず英語に対する抵抗感が減りました。USCMAの学習では分厚い英語のテキストを何度も読み込むので、仕事で英語の長文を読む場面があったときに、精神的な負担が減りました。
また、NPV、DCF、IRRなどの投資判断基準について、内容を理解した上で使用できるようになり、資料作成や説明の際に役立っています。

Q9 これから合格を目指す方へのアドバイス

USCMAは試験範囲が広く、テキストや問題集の量は多いです。これらを英語でインプット、アウトプットする必要がありますので、決して簡単な試験ではありません。
しかし、試験で問われる内容は基礎的なものですので、学習を続ければ必ず合格できます。講義動画の中で草野先生もおっしゃっていましたが、学習を始めることは簡単ですが、最後まで続けられる人は決して多くありません。1年近く同じような勉強を続けていると、途中で辞めたくなる場面も出てくると思いますが、高い英語力と管理会計の知識を証明できる価値ある試験だと思います。TACのサポートをうまく活用しながら、是非とも最後までやり遂げていただければと思います。

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