警察官・消防官(消防士) 合格体験記 2024年度

佐久間　大希さん

DATA BANK

消防官(消防士)を目指した理由

　私が小学二年生の頃、東日本大震災での消防官の誰かのために命を懸けて働く姿をテレビで見たことで憧れの気持ちを強く持ちました。また、私の親戚の多くが福島に住んでいることもありそのような消防官の姿でとても安心した経験があります。その当時は、消防官への憧れの気持ちで留まっていましたが、父が公安職で、私が大学二年生の時に兄も公安職として働き始めました。父と兄の姿が、誰かのために命を懸けて働いていた消防官の方と重なり、小学二年生の頃の気持ちが蘇り消防官になろうと決めました。

TACを選んだ理由・良かったところ

　大学にTACのチラシがあり消防官を目指した大学二年生の時にTACへ見学に行きました。その際、担任講師がいることや、最低でも月一回の面談があること、年明けごろから自主ゼミという受講生同士で自主的に面接練習をするシステムがあると知りました。そのような手厚いサポート体制が整っているTACに入れば、私の目指す消防官になれるのではないかと考えTACに入学しました。TACに入ったことでつらい時期でも相談に乗ってもらい仲間と切磋琢磨して長い期間乗り越えられたと思います。

担任講師について

　私の担任講師の方は月一回の面談に加え、自習室などに来て声をかけて頂けてとても親身になって応援してくれました。また、面談では志望動機などを考える際に的確なアドバイスを頂きました。講師の方は問題の優先順位から早く解くコツなど様々なテクニックを教えて頂けて試験当日も焦ることなく臨むことができました。担任講師の方や各科目担当講師のサポートのおかげで合格をつかめたと思っています。

教養試験対策

　私は、主に数的処理と社会科学を優先的に学習しました。やはり、本試験でも出題数が多いため効率よく点数を獲得したかったため優先してよかったなと感じています。次に文章理解をやりました。私自身、文章理解がとても苦手で最初は全く解けませんでした。しかし、逆に伸びしろが一番あるなと感じたため取り組みました。実際に本試験の際も苦手だった文章理解を克服して点数が獲得できたことが合格につながったのかなと考えています。

面接試験対策

　私は面接などがとても苦手でした。しかし、月一回の担任講師の方との面談、自主ゼミで自主的に集まり友人同士で面接官役を交互に、練習を重ねました。最初は全く質問に答えられず苦労しましたが、何度も何度も練習することで面接に対する苦手意識が消えました。本試験の際、少しかなり圧迫面接でしたが、自主ゼミで圧迫面接の対策もしていたため慌てることなく冷静に臨むことができました。面接はとにかく数をこなし、様々な引き出しがある方が有利だと思います。

苦手科目克服法

　苦手科目だと後回しにしてしまう方が多いと思います。私も苦手科目をやると考えただけで学習のモチベーションがなくなってしまいました。そのため、得意科目をやって解ける感覚を得てやる気を出したまま苦手科目をやるといった方法で少しずつですが問題を進めました。また、TACには文系科目が得意な方、理系科目が得意、様々な仲間が集まるためお互いの苦手科目を教えあって乗り越えてきました。

これから受験する人へ

　学生で受験する方は、大学の勉強やアルバイトをしながらの試験対策になると思います。かなり厳しい道のりではありますが、TACに入れば同じ志を持った仲間と切磋琢磨して前を向き続けられます。辛くなったら、「自分がなぜ消防官になりたいのか」、初心を忘れずに努力し続けてください。また、説明会などには早い段階で参加しておくといいと思います。試験前になるとあまり説明会の回数がないため試験1年前、半年前であっても参加できる説明会には参加して面接の材料を集めてください。筆記、面接、論文、体力、すべて努力した分だけ自信をもって試験に臨めます。頑張ってください。