佐藤 正晴さん
DATA BANK
最終合格試験種 | 神奈川県警警察官A区分 |
出身大学 | 中央大学 経済学部 在学中合格 |
生まれ育った実家の近くに警察学校があり、警察学校内で訓練する学生の姿にあこがれを持ったのがきっかけです。 大学生になり、憧れではなく就職先として、警察官について調べるうちに、警察官は犯罪の捜査や予防だけでなく、災害救助や警備など様々な角度から人々を守る仕事である点に大きな魅力を感じ、憧れから目標へと変わりました。
独学よりも効率よく勉強ができると思ったので、予備校に通うことに決めました。TACでは教室講義だけでなく、Webでの講義も受けられるので、大学の授業との両立を図れると思い、選びました。また、進路や勉強法について相談できる担任制度があることも魅力の1つでした。
私は、特にこれに力を入れたというものはなく、満遍なく勉強することを心掛けました。
数的処理は、講義が終わった次の日に、講義ノートを見ずに、問題集を解いて、できなかった問題だけ数日後に解きなおすという作業をしていました。直前期には、時間を意識しながら問題集を解くことに重点を置きました。
社会科学は、一回の講義を聞いてわからないところを担当講師に聞いたり、Web講義を見直したりして、ただ暗記するだけでなく、確実な理解をすることを心掛けました。
人文科学では、4つの分野で共通している部分も多くあるので、別々に勉強するのではなく体系的に勉強することを心掛けました。またこの教科は知っている者勝ちな部分もあると思うので、文芸や思想、地理など様々なことに興味を持ち、吸収することも重要ではないかと思います。
自然科学は、分野によっては覚える単語が多かったり、計算があったりするので、自分にとって難しいと感じる問題には手を出さず、得意な分野に取り組むことを心掛けました。また、県警は数学が出るので、直前に集中して取り組みました。
文章理解は、本番では受験者のほとんどの人が得点する、得点源の分野であるので、直前期は、時間を計って毎日解くことに重点を置きました。
私は論文の講義を受け始めた当初、問題によってすらすらと書けるものもあれば、考え込んでしまい、ペンが止まってしまうこともありました。そこで原因を探ると、論文をうまく書こうとする思いが、逆に頭を混乱させていることに気が付き、つたない文章でもいいので時間内にとにかく書ききることを心掛けました。また本番同様の環境でやるためにも教室講義に積極的に参加しました。
また、論文の講義では担当講師が添削をしてくれるので、その添削された文章を自分で手直しをして、もう一度添削をしてもらうというサイクルで何度も講師に見てもらいました。自分が伝えたいことが相手に伝わるかどうかは、自分ではわからないので、講師に見てもらうことは大切なことだと思います。
直前期は毎日論文を一本は書いていました。過去問を見て、いろいろな問題に挑戦しました。また、練習で書いたことがある問題が本番で出たとしても同じ文章は書けないと思っていたので、一度解いた問題でも数日後に新鮮な気持ちで取り組むことを心掛けました。
私は人前で話すことは嫌いではないので、模擬面接をする前は、面接を甘く見ていました。しかしTACで初めて模擬面接をしてもらったときに、受け答えが全くできず焦燥感に駆られました。それから自分が通っていた校舎以外の校舎にも足を運び、面接練習をしてもらうと、様々な視点から指導やアドバイスをもらうことができ、徐々にスムーズな受け答えができるようになっていきました。幾度もの面接練習によって、本番では緊張することなく面接をすることができたときに、面接練習の重要性に気が付きました。
ですから、教養だけでなく面接対策にも大いに力を入れるべきだと思います。また本番前に一度は模擬面接をしてもらうことをお勧めします。
公務員試験は長期戦であることは知らされていたのですが、今年はコロナウイルスによって試験が延期や中止になったので、思っていた以上の長期戦を強いられました。しかし、私はONとOFFを上手にきりかえながら、勉強してきたので、試験が中止や延期になってもモチベーションを保ち続けることができました。これから受験する皆さんもずっと勉強し続けるのは身体的に精神的にもきついと思うので、適度に息抜きを挟みつつ、自分を追い込んでほしいと思います。
自分はなんとしても警察官、消防官になりたいという強い気持ちを常に持って、試験勉強や試験対策に臨んでほしいと思います。